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上海国際映画祭、『中国映画産業研究報告』を

時間:2020-12-31 10:19

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 第21回上海国際映画祭が、16日から25日にかけて上海市で開催されています。19日には同映画祭の最高賞である「金爵賞」の名を冠したフォーラムが「改革開放と中国映画」をテーマに行われました。

 フォーラムでは、中国映画家協会が編集した『2018中国映画産業研究報告』が初の海外版と併せて公表され、中国の映画産業の発展状況が海外の関係者に向けて紹介されました。

 『中国映画産業研究報告』(以下『報告』)は中国の映画産業の発展過程を記録・研究したもので、12年連続で発表されており、業界内での影響力は拡大しています。『報告』のデータによりますと、2017年から2018年にかけて、中国の映画市場では多種多様化の局面が形成され、市場成長において細分化や分衆化が注目されているということです。また、2017年には12作の国内外のドキュメンタリー作品が中国の映画市場で公開され、映画産業の歴史上においてドキュメンタリー作品が最も多い年となりました。さらに、2017年の興行収入のトップ10は、海外映画と国産映画がちょうど5本ずつとなっており、国産映画の興行収入が54%とやや上回り、成長の勢いをみせているということです。

 改革開放から40年がたち、中国の映画産業の直接市場規模は600億元近くまでに成長し、鑑賞者は16億2000万人となって、文化産業を支える主要な柱の一つとなっています。2018年の第1四半期の映画興行収入は、すでに200億元を記録しているということです。(RYU、謙)

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